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その理由としては以下の様な日本人らしい特徴があります。
- 暗にして言わない、若しくは言えない
- 忍耐が美徳とされ言い出せない
- 新人はまず一年、我慢そして一年後、石の上にも三年という流れ
- 和をもって尊しとなす、一人が言い出すわけにはいかない
- 人の命を扱う仕事に残業等ということは言うなというお達し
- 一般的に看護師の残業は当たり前という上からの仰せ
- 成長の糧となっている時間なのだから、残業は当然そこで磨け
- 新人は仕事のスピード五人前、もらえないのが当然
そもそもサービス残業とはなんでしょうか?
定義を確認しておきましょう。
1日8時間、1週40時間の法定労働時間を超えて働いた場合や法定休日に働いた場合に、その時間に応じた割増を含んだ賃金が支払われないことをいいます。一般的には「サービス残業」といわれていますが、連合は当然支払われるべき賃金が払われていないことから「不払い残業」と呼んでいます。
引用元: サービス残業とは – はてなキーワード.
看護師は残業が多い職種か?
看護師の残業の実態としては、
最も多いのが1日に1~2時間で三人に一人以上は月に30時間の残業をしていることになります。また残業が全くないという看護師は全体の9%です。
一般的な業種と比較しますと
残業が多い職種
クリエイター系60時間以上
金融系40時間以上
営業系30時間位上
残業が少ない
薬剤師13時間
一般事務、営業事務13.5時間
貿易通関業務14時間
となっています。公務員等もっと他の職種で、残業が全くない職種もあるのでは?という疑問も湧きましたが、残業時間が最も多い職種では以上の様に記載されていました。
引用元: Business Media 誠:2012年の残業時間は過去最高――最も多い職種は? (1/2).
問題なのはこの残業時間がサービスなのかサービスでないのかという点です。つまり支払われているかいないかという事が問題です。
残念ながら残業代がサービス残業ではなく当然支払われる対価として支払われているかという業種別の割合は見つけることができませんでしたが、看護師という職業は残業がサービス残業であるケースの割り合いが高い様です。
挙げればきりがないところですが、
そもそもサービス残業は当たり前論としては、一般常識が大前提という建前が主張の核であります。当然支払われるべき賃金が払われていないという法律的な部分は満たされないというサービス残業の定義の『当然支払われるべき』という時点で価値観のズレがあります。
残業代をお金に換算すると
厚生労働省の数値を参考にしますと、看護師の平均労働時間は約残業込で170時間(おそらくサービス残業は除外でしょう。)
平均給与は約32万円、
賞与約83万円で
年収約475万円
という以上の試算から、
[icon image=”arrow4s-r-r”] 平均時給2300円となります。
残業代が平均毎日2時間あると仮定しますと、月に43時間の残業があることになります。43時間の残業代は2300 x 43 となり、 98,900円にもなります。
[icon image=”arrow4s-r-r”] ほぼ10万円です。
年収にすると、120万円という金額をサービスすることになります。これに研修や技術研修の無償の会議が入るとものすごい時間となります。
残業と価値観の狭間で
今や医師看護師を含め、医療関係は特にスキルアップも当然必要です。命に関わる業務に対し、お金で命を計れないという様なことも正論でしょう。
しかしそれを行う当人がしっかりとした休養と労働対価を受け取ることが最も人の命を救う要因であることも、そして当然の権利であることも忘れてはいけません。
ただ現状その様な環境を変えるにあたり、一人で手をあげるのも覚悟がいるようです。労働基準監督署に申告すれば、改善に時間がかかる上不遇な扱いを受ける恐れもあります。
実際に残業がない若しくは、サービス残業ではない施設といのは少ないですが全くないわけではありません。
長期的に看護師として、人生を送っていくのであれば自分の価値観に合うペースの勤務先をしっかりさがして、ステージを変えるというのもひとつの手段ではないでしょうか?
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